住むことへの支援
住まいは生活の基盤となるもの。生活の自立を目指すために、まず自分の住まいでの生活に慣れていき、少しずつ地域の中に拠点を移していくことができるようにサポートしています。
1. 宿泊型自立訓練施設
退院後、すぐに地域や家族のなかで生活することに不安を感じている人に向けて、宿泊型の訓練施設を用意しています。症状の経過を見ながら、デイケアやナイトケアに通い、自立生活への一歩を踏み出します。病院の敷地内にあるため、不測の事態にもすぐに対応できます。
2. グループホーム
グループホームでは、3〜4ヶ月かけて地域での共同生活に馴染んでいきます。食事や掃除の当番、ミーティングの司会進行などをしながら、ひとりの社会人として自立し、一般就労や作業所勤務に向けて、暮らしを整えていきます。
3. 単身アパート
自立生活のひとつの目標として、地域の人と同じ単身アパートに入居するということがあります。近年は協力的な不動産会社も増え、現在は300軒程度のアパートにメンバーが入居しています。
4. 共同住宅
ひとりだと生活が不安な場合は、私たちが借り上げているアパートやシェアハウスに入居していただくこともできます。共同で家賃を払うことにより、経済的な負担も軽減できます。